医院名 | 医療法人社団 旭光会 ひろみ皮膚科クリニック |
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院 長 | 並河 弘美 |
住 所 | 東京都練馬区東大泉4-29-39 大泉中学校すぐ近く |
診療科目 | 皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科・美容皮膚科 |
電話番号 | 03-3925-2606 |
治療機器 | ナローバンドUVB、イオントフォレーシス |
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湿疹には様々な種類があり、貨幣状湿疹、主婦湿疹、異汗性湿疹、乾燥性湿疹などが含まれます。赤み、かさつき、かゆみを伴い皮膚がむけたりすることもあります。ステロイド剤や保湿剤の外用薬や抗アレルギー剤の内服を用いて加療致します。
皮膚に直接触れたものが原因となって起こる炎症や湿疹を、かぶれと言います。植物や金属・化粧品・洗剤・化学薬品など、職場や家庭環境におけるほとんどすべてのものが原因になり得ます。使い慣れたものでも原因となることがあります。原因が明確でない場合は、必要に応じて「パッチテスト」を行います。パッチテストとは、原因と思われる物質を皮膚に貼りつけて反応を見る検査です。原因物質が判明した場合、その物質が含まれるものに接しないように注意します。
アトピー性皮膚炎は「増悪・寛解を繰り返す掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因をもつ」と定義されています。症状はかゆみを伴う発疹で、皮膚が乾燥し、肘や膝の内側のくぼみ、顔、首などに症状がよく現れます。病因としてはほこり・かび・ダニなどのアレルギーによる場合とアレルギーが認められない場合とあります。遺伝子の関わりも研究されています。
じんましんは全身または一部の皮膚に大小さまざまな発疹が現れて多くは強いかゆみを伴います。発疹は数分から数時間で消えてなくなります。4週間以内に治るものを急性じんましん、それ以上の期間にわたって断続的に発症するものを慢性じんましんと呼びます。原因は食べ物や内服薬、細菌やウィルスの感染など様々です。治療には抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤などの内服薬を使用します。慢性じんましんは再発を避けるために医師の指示に従って飲み続け徐々に減らしていくことが大切です。
にきびは尋常性ざ瘡と呼ばれ「毛穴にたまった皮脂が酸化されたり炎症を起こした状態」と定義されています。
ニキビの始まりは皮脂の分泌過剰のほか、毛穴の中でアクネ菌が皮脂を分解し、遊離脂肪酸が生じます。この遊離脂肪酸が引き起こす炎症により角質が肥厚し、毛穴が詰まります。
このアクネ菌以外にも寝不足・過労などの不摂生やストレス、思春期独特のホルモンバランスの崩れや生理不順によるホルモンバランスの乱れなどが、角質の肥厚を引き起こし、毛穴がふさがってしまいます。
ニキビを悪化させず、ニキビ痕を残さないためには、適切な治療とスキンケアが重要です。また、生活習慣などを見直してみることも大切です。
その一方で、ニキビができやすい体質などの内的な要因や、化粧品や整髪料などに含まれる物質による外的な要因なども関与している場合があります。
治療にあたっては、にきびの種類と重症度を判断し、外用薬(アダパレン、過酸化ベンゾイル、抗生物質、イオウ製剤等)、内服薬(抗生物質、ビタミン剤、漢方薬等)などのなかから選択します。
皮膚糸状菌(白癬菌はくせんきん)が足に感染して起こる病気です。足が不潔な状態のときに感染しやすいですが、感染の機会は非常に多くあります。家族内に白癬菌の感染者がいる場合、同じ施設内での集団生活、スポーツジムやプールなどの共同浴場の利用などは特に感染の危険性が高くなります。爪に感染すると爪が白く濁ったり、黄色くなったりします。この場合は特にかゆみもなく放置されている場合が目立ちます。
症状に応じて内服薬や外用薬を選択し加療致します。
私たちの身近にいるさまざまな虫が、皮膚炎を引き起こします。これらの虫は、屋外だけではなく、室内や家のまわりにもひそんでいるため注意が必要です。
虫に刺された直後から翌日以降に、その部分が赤く腫れたり、水ぶくれになったり、しこりになったりします。特に小さいお子さんは、腫れやすいです。
また患部を掻き壊すと、とびひになったり、痒疹(痒みのある硬くなった皮膚)になることがありますので、症状を悪化させないうちに皮膚科への受診をお勧めします。
しもやけは、血行の悪くなりやすい場所が冷たい外気にさらされると、皮膚が赤く腫れ上がる症状で、ひどい時には水ぶくれを起こすことがあります。手足の指先、耳たぶ、頬、鼻などに生じます。痒みを伴い、入浴などにより痒みが強くなるのも特徴です。子どもに多い疾患ですが、女性では大人になっても繰り返す人が見受けられます。同じように寒気に当たっても、しもやけを起こしやすい人と起こしにくい人がいます。
症状が強い場合や、広範囲にわたる場合、冬になる度にしもやけを繰り返す人の場合などには、内服薬や外用薬を処方致します。しもやけになりやすい人は、冬に外出する際には、手袋、マスク、耳当て、帽子などの防寒具でしっかりと冷気を回避するようにして下さい。
いぼは、ヒトパピローマウィルスの感染によって発症するできもので、いじるとどんどん増える傾向があります。目に見えないような小さな傷のある皮膚にウィルスが感染してできると言われていますが詳しくはわかっていません。そのため指しゃぶり、爪を噛む癖、手荒れ、足裏のカサカサなどがある人が多い印象です。よくウオノメと間違われます。 人から人にも、うつります。いぼを見つけた際は、数が少ないうちに皮膚科で相談しましょう。
たこやうおのめは、足の特定の場所に継続的に圧力がかかって発症します。
たこは皮膚の表面の角質が部分的に肥厚したもので、痛みはありません。一方で魚の目は肥厚した部分にさらに圧がかかって硬くなり、芯をもっているため、歩く度に痛みが走ります。治療は、削るのが一般的ですが、慢性的な外的刺激がくりかえされると削っても1〜2か月程度で元通りになってしまいます。根本的には靴との相性や重心・歩き方を見直さなければなりません。
子供の頃に水ぼうそうにかかると、水ぼうそうのウイルスが神経節というところにひそんでおり、免疫力が低下したり、疲れたり、風邪をひいたり、老化などにより、再びひそんでいた神経節の神経にそって(体の片側)に水ぼうそうのような発疹(水ぶくれ、赤い斑点など)がでてきます。水痘・帯状疱疹ウイルスの感染によって発症するため、水痘を経験した人にのみ、起こります。
個人差はありますが、痛みが先に出てくることがあり、頭の痛みの場合は頭痛、腰の痛みの場合は腰痛と勘違いする場合があります。時に痛みは眠れないほどの痛みであったり、発疹が治っても痛みだけが続く場合があります(帯状疱疹後神経痛)
帯状疱疹は、早く皮膚科を受診して早期に治すことが何よりも大切で、これにより帯状疱疹後神経痛の発症頻度を少なくすることが可能です。
原因はヘルペスウィルスというウィルスが皮膚や粘膜に感染して発症します。
帯状疱疹と同じく普段潜んでいるウィルスが体力の落ちた際に活性化します。
くちびるや周囲が赤くなり小さな水ぶくれができます。
むずむずしたかゆみやピリピリした痛みがを感じることもあります。
円形脱毛症は円形の境界がはっきりした脱毛斑が発生し拡大していく症状です。誰もが発症する可能性があります。重症例はすべての頭髪が脱落するものから体毛まで脱落してしまうものもあります。原因は精神的ストレスの他、自己免疫疾患や甲状腺疾患、アトピー性皮膚炎などに合併して起きる場合があります。
乾癬は皮膚科外来患者様に比較的多い慢性皮膚疾患です。原因はよくわかっていませんが遺伝的素因、感染アレルギー、糖や脂質代謝異常の関連が言われています。頭部、肘、膝、すねなど外的刺激を受ける部位に角化を伴う紅斑が生じ、重症になると全身が赤くなります(乾癬性紅皮症)。また膿をもつこと(膿疱性乾癬)や関節痛を伴う場合(関節症性乾癬)があります。痒みは、半数くらいの患者様に見られます。乾癬は慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返します。一律的な治療策は無く、患者様の病気の程度や症状に応じた治療法を選択することになります。
やけどなどのはっきりとした原因が無いのに、皮膚に水疱(水ぶくれ)を形成する疾患です。水疱症では、自己免疫性および先天性遺伝性に2分します。全身の皮膚が障害されあちこちに水ぶくれをつくります。痒みを伴う紅い斑点(紅斑)、大きくて厚く、破れにくい水ぶくれ、びらんなどが見られます。びらんは、時に口の中にも生じます。最近では水疱症の原因は少しずつ明らかになり、治療法も進歩しています。きちんと検査をして確実な診断をつけ、しっかりと治療することが大切です。
ほくろは黒っぽい色をした小さな皮膚病変のことをさします。ごくありふれた病変で、顔をはじめ体中のどこにでもみられます。専門用語では色素細胞母斑と呼ばれ、メラニン色素を作る色素細胞という細胞が正常より増えるために生じます。こどもの頃にでてくることが多いのですが、大人になってから生じることもあります。色素細胞母斑は発生部位や年齢によって異なった外観を呈します。
爪疾患は、爪自体の病気と、全身の病気の症状の一つとして爪の変形等の異常が見られるものの2つに分けられます。爪自体の病気は、爪白癬、爪カンジダ症、巻き爪・陥入爪、爪周囲炎、爪に発生する腫瘍などが代表的です。疾患ごとの治療をします。全身の病気の症状の一つとして爪の異常が見られるものとしては、慢性心疾患や肺疾患による時計皿爪、鉄欠乏性貧血で見られるスプーン爪、感染症、糖尿病、外傷などが原因で生じる爪甲横溝などが主なものです。こうした場合は、爪自体の治療は必要無く、原因になっている内科的な疾患の治療を行います。爪の変色や変形は早めに皮膚科で相談しましょう。
皮膚科の治りにくい病気の中には金属アレルギーが原因になることがあります。金属と汗などが反応して、金属アレルギーは発症します。ニッケル、コバルト、水銀、クロムなどの金属は、汗などの体液に触れると溶け出すことがあります。溶け出した成分がイオン化して体のたんぱく質と結びつくと、アレルギー物質となり、痒みやかぶれなどの症状をひきおこします。ピアスやネックレスなどのアクセサリー、腕時計、ブラジャーの金具など原因はさまざまです。
症状には、金属接触アレルギーと全身型金属アレルギーがあります。金属接触アレルギーでは、金属が触れると、痒みや発疹、水ぶくれなどの症状を起こします。
全身型金属アレルギーは歯科治療で用いられた金属や内服薬、食品に含まれる金属が体内に侵入することで発症します。口の粘膜や腸から吸収された後、汗として全身の皮膚から分泌されると、発症します。症状は、手のひらや足の裏に多くみられます。掌蹠膿疱症・異汗性湿疹(汗疱)・扁平苔癬・貨幣状湿疹・多形慢性痒疹などの関連が言われています。
金属アレルギーは、なる前に予防することが肝心です。予防策として、肌に優しい材質を選ぶことです。イオン化しやすいニッケルなどの金属が使われている製品は極力避け、金や銀、プラチナやチタンなどの安全性の高い材質を選びましょう。金属アレルギーが疑われる場合は、パッチテストという検査を行います(保険適応)。
皮膚に生じたできものを皮膚腫瘍と言います。腫瘍とは皮膚の一部が病的に変化し、増殖したものです。腫瘍は、大きくは良性と悪性に分けられ、良性腫瘍は一般に増殖が緩やかで生命をおびやかすようなことはありません。一方の悪性腫瘍(がん)は増大し、遠隔転移して増え続けていき、生命にも影響してきます。一見、ほくろやしみなどと紛らわしい皮膚がん(悪性黒色腫など)もありますので、皮膚に気になるできものが生じましたら、早めに皮膚科専門医にご相談ください。
必要があれば適切な医療機関をご紹介いたしますので、安心してご相談ください。
やけどは、日常生活においてよく見られる外傷の一つです。
ポットのお湯、コーヒーやお茶、てんぷら油、またカップ麺のお湯などによる高温の液体によるやけどや、ストーブやアイロンなどへの接触によるやけどもあります。 やけどをしたら、水道水などの流水で、すぐに20~30分冷やすことが肝心です。これにより、熱による組織損傷が深くなることを防ぐだけでなく、受傷した部位の炎症を抑え、痛みをやわらげることができます。やけど部分には薬などを塗らずに、すぐに受診してください。
やけどが広範囲にわたる場合は、やけどの深さが深い場合は全身管理が必要になりますので入院施設のある医療機関へご紹介致します。
とこずれとは専門用語では褥瘡(じょくそう)と呼ばれ、持続的圧迫による血流障害のため、皮膚と皮下組織に壊死がおこったものです。自分の意思で体位変換できない寝たきりの方や、脳卒中・脊髄損傷患者様・低栄養・糖尿病などの基礎疾患がある方ができやすい傾向があります。圧迫を受けやすい部位によくでき、やせて骨がでてくると、圧迫やずれを受けやすくなるので、臀部や踵によくできます。皮下脂肪や骨まで達する重症の褥瘡はいったん発症すると、治りづらくなるので、早期の治療が大切です。
いわゆる「しみ」とよばれるものは肝斑です。30歳以降の女性によく見られます。男性でもまれに見られます。顔面に左右対称に近い形で頬骨に沿って広がり、額や鼻下に見られることもあります。大きさや形は一定ではなく、しみの境界は明瞭ではなく淡い褐色です。原因は様々で、妊娠や婦人科疾患などホルモンバランスや、擦ることなどの刺激、また紫外線が大きく影響しているといわれます。太田母斑や後天性メラノサイトーシスと鑑別が必要な場合もあります。紫外線により夏に濃くなったり、冬に薄くなったりします。
かゆみの強い皮膚病です。ヒゼンダニという0.4mmの小さなダニが寄生して病気になります。 皮膚に症状から通常疥癬(普通に見られる疥癬)と角化型疥癬の2つのタイプがあります。通常の疥癬は長い時間手と手、肌と肌が直接触れることでダニが移動して感染します。少しの時間ではほとんど感染しません。感染機会から症状がでるまでの潜伏期間は1~2か月です。角化型疥癬は沢山ダニがいるため感染力が強く短時間接触、衣類寝具を介した間接接触などでも感染します。またはがれ落ちた垢(かさぶた、角質)にも多数のダニがいてそれが皮膚に付着することでも感染します。角化型疥癬の患者さんから感染する場合、4~5日後でも発症することがあります。
ヒゼンダニを殺すことを目的とした塗り薬や飲み薬が使われます。またかゆみに対してはかゆみ止めなどを処方します。
ケロイドとは、境界鮮明に盛り上がる硬い隆起で、激しいかゆみやみを伴うこともあります。症状が進むと徐々に左右に広がり、中央が平らで、お餅を引き延ばしたようにみえます。好発部位は上腕、前胸部、肩甲骨部、恥骨部、耳垂部です。原因は、明らかでなく体質的な要素が強いのですが、けがや手術が原因となることが多くあります。しかしBCG注射、にきび、虫刺されなどの問題にならないような軽度の皮膚損傷でも、ケロイドが発生することがあります。
薬疹とは、治療で用いた飲み薬や注射などの薬でアレルギーを起こし、皮膚に様々な発疹が現れる疾患です。ありとあらゆる発疹を生ずるので、他の皮膚疾患との鑑別が難しいことがよくあります。
原因薬剤は、投薬期間・発疹との時間的関係・既往歴・発疹型などから、追求します薬を使用してから過敏反応を起こすようになるまでには、ある程度の期間が必要です。そのため、多くは2〜3週間後に発症しますが、薬剤の種類によっては数日で発症するものや、逆に半年以上内服を続けて初めて発症するケースもあるため、難治性の皮膚症状では常に薬疹を念頭に置く必要があります。つまり、これまで使用していて何も問題が生じなかった薬で薬疹になることが、少なくないのです。
薬疹は重症化すると死に至るケースもあります。特に重症化しやすいのは口の中や目のまわり、外陰部などに発疹が現れたケースです。また、水ぶくれが生じた場合や、二重の輪郭を示す紅斑が生じた場合も、重症化する傾向があります。
薬疹を発症してから原因となる薬剤の使用を中止しても、一度改善してから再び重症化するケースもあります。重症化すると、肝機能障害や薬剤性過敏症症候群などを引き起こす場合があります。治療としては、もちろん原因となっている薬剤の使用を中止しますが、前記のとおり、それで一度は改善しても、再び重症化するケースがあります。その際は、ステロイドの内服か注射による治療が必要になります。薬疹が疑われる場合には、必ず医師に相談し、治療と再発防止をしましょう。
皮膚の色がまだらに薄くなり白い斑となって気が付かれます。まだ明らかな原因は不明です。尋常性白斑はすべて後天性で周囲との境界がはっきりとしています。脱色素性母斑などは生まれつきあるいは生後まもなく発症する白斑で夏などの日焼け後に気が付かれることも多いので尋常性白斑と紛らわしくなります。
尋常性白斑は全身どこにでもできて人には移りません。痛みやかゆみはなく命にかかわるようなものでもありません。現在では治療法がいくつかありますので皮膚科専門医の診察を受け、できるだけ早期の治療をはじめることをおすすめします。
あたまじらみは主に頭髪に寄生して頭皮から吸血する昆虫で、体長は2~4mm大です。
主に頭髪の直接的な接触により感染します。幼稚園児や学童などの間で流行し、その家族にも感染します。症状は卵が毛髪に多数付着しかゆみが出る場合が多いです。卵や虫体を確認すれば診断が確定します。
多汗症の悩みは自覚症状があってもなかなか人に相談しづらいものです。手のひらの汗の場合、汗による携帯電話やパソコン機器の故障・不快感、人と手をつなぐことや握手するのが苦手になったり、書類やノートが濡れてしまったりとなど、日常生活に支障をもたらします。
当院では塩化アルミニウム外用の他、手のひらと足の裏の多汗症の悩みを改善する「イオントフォレーシス療法(手のひら・足の裏多汗症改善)」を行なっております。保険診療内の治療です。